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2015年12月 1日 (火)

久々の映画

昼は脚本を頑張り、夜はゆっくり映画。こうして過ごすのも久しぶり。

観たのは「アバウト・タイム〜愛おしい時間について」。大好きなリチャード・カーティスが監督・脚本の映画。監督作品のレギュラー俳優「ビル・ナイ」が、今回も良い味を出している。

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映画は、ビル・ナイ演じる父親が「我が家系の男子はタイムスリップが出来る」と、息子に告白するところから大きく動き出す。笑えて優しい時間改変、結局変えることが出来ない悲劇など、素敵な映画だった。この監督は、元々「Mr.ビーン」を作っていた人なので笑い所も見事。大好きなベン・フォールズの曲が使われているのも良い。「ラブ・アクチュアリー」「パイレーツ・ロック」と、この監督が作る映画はどれもお気に入りだ。

残念なことに、監督作はこれで引退だそうで、今後は脚本家に集中するらしい。理由は「愛しい相手と過ごす時間を大切にしたいから」との事。この映画のメッセージそのものだなと。

さらに脚本を担当した英国SFテレビ「ドクターフー 第5シーズン ゴッホとドクター」も観る。結局「死を選ぶ運命」を変えることが出来ないゴッホと主人公が、時空を超えた友情を築く物語。お約束の「ビル・ナイ」も登場し、これまた心にしみる素敵な作品。

ただ、これでSF心に火がついてしまった。もう止らない。時間映画大会へ突入。ジョンバリーの名曲が流れる「ある日どこかで」を観て、ボネガット原作・ヒル監督の名作「スローターハウス5」へ。そして、締めくくりがハインライン「輪廻の蛇」が原作の「プリデスティネーション」。

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「プリデスティネーション」のパンフには、複雑怪奇な運命をたどった主人公の年表が。このカオスが切ない物語を生み出す。

どれもオススメの映画。今年は「バック・トゥ・ザ・フュチャー」が話題だが、時間モノは傑作が多いよ

大塚ムネトの不定期日記