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2015年12月10日 (木)

伊佐から嬉しいニュース&「非常口」が頑張ってきたからこそ

11月で解散するはずだった「劇団いさ」の継続が正式に決まった。

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打ち上げで「これで終わりではなく、ここから何かをやろう」という流れになっていたのが、ついに具体的に動き出したのだ。演出部として一緒だった島田さんの劇団「非常口」を中心として活動を続けるとのことで、本当に嬉しい。

さらに嬉しいのは、劇団いさで初めて演劇を体験したメンバー「西元さん・春園さん・平さん」の3人が、正式に非常口に入団したこと。劇団いさの参加メンバーの中でも、驚くほど成長してくれた3人だったので、続けてくれるのが何より。

「カンヅメ少年」で主役を演じた西元さんは、なんと脚本を渡してすぐにラストまで全てのセリフを入れてきた。これは嬉しい驚きだった。さらに稽古の欠席もなく、誰よりも先に稽古場に来るという、まさに「役者の鏡」。彼女の姿勢が、劇団いさのムードを作ってくれていたと思う。初舞台でありながら、作品を支える主役としての仕事を見事やってのけたのが、本当に素晴らしかった。

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「主人公を支える黒ブタの女戦士」を演じた春園さんも、演技経験は無いとのことだったが、良く響く「凛とした声」はとても魅力的で、感情豊かに主人公を支える役を演じてくれた。身のこなしも素晴らしく、棒を使った「戦士としての動き」も見応えがあった。

「水害で苦しむお米」を演じた平さんは、仕事との両立を苦労していたが、やはりセリフをすぐに入れ、少ない時間の中で精一杯頑張っていた。こうして3人が続ける意思表明をしてくれたのは、一緒に作った仲間として嬉しく思う。

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でも、そもそもでいえば、伊佐が演劇祭をすることになったのは、劇団非常口が頑張っていたから。地元で島田さん達が踏ん張ってきたからこそ、今の流れがある。本当に良かった。「劇団いさ」のメンバーも参加する次回作が楽しみ。

大塚ムネトの不定期日記