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2016年3月

2016年3月21日 (月)

今年も新芽が

今年もポインセチアの新芽が出てきた。博多座での音二郎再演の時にもらったので、今年で3年目に突入。

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ずいぶん植木に詳しくなったよ。小さい鉢で根詰まりを起こして植え替えたり、葉っぱに羽虫の卵を見つけて、筆で葉を撫でるように卵を取ったり。

脚本執筆でこもる日々だが、この新芽を眺めるとホッとする。4月1日から稽古開始なので、このまま頑張るのだ!

2016年3月18日 (金)

福岡市美術館へ

震電以来、お世話になっている学芸員の山口さんの所へ。取材資料をもらい、館内の作品を見ながら解説もしてもらった。

前回の日記に書いた「地元歴史物語」は、中村先生と山口さんの協力もあり、着々と進んでいる。来年から、シリーズ化して発表できればと計画中。

2016年3月16日 (水)

九大芸術工学部へ

午後から九大芸術工学部の中村先生の所へ行く。現代音楽を研究している先生に、「地元で活躍した作曲家」の話を聞いた。

実は、川上音二郎に続く「地元歴史物語」の企画も進めていて、その企画に協力してもらっているのだ。

2016年3月12日 (土)

大阪取材 2日目

今日も朝から取材。同じエリア内にビルがあるので、歩いていると昨日取材したビルの前も通る。昨日は風景でしかなかったビルが、「ビルを支える方々のモノ語り」を知ったことで、もう「キャラ」にしか見えない。心で挨拶しつつ町歩き。

今日の最初は「伏見ビル」。1923年にホテルとして誕生。外観、内装共にとても優雅。隣は昨日取材した青山ビルで、2つ並んだ、このエリアだけ違う時間が流れているような。

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このビルの女性オーナーが素敵な方だった。早くにご主人を亡くし、女手一つで必死にビルを守ったそうで、部屋を借りている方々から「おかあさん」とよばれている。まさに、ここは「女性ビル」だなと。

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続いて木工用ボンドで有名な「コニシ」を創業した、小西家住宅へ。現当主に解説をしてもらった。

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まだ取材は始まったばかりだが、早くも魅力一杯のキャラばかり。少しづつ知り合いが増えているような。どんどんこの町に飛び込んで行こうと思う。今後の取材が楽しみ。

2016年3月11日 (金)

大阪取材もスタート!

朝の新幹線で大阪へ移動。先月の西新に続き、大阪取材もスタート。

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作品の舞台は「北船場」。大阪の中心として栄え、一時衰退したが、町を支える方々の熱意で人気エリアとして復活した場所。まず、この歴史が面白い。ちょうど朝ドラの舞台でもあり、大阪経済の発展に貢献した五代友厚の銅像も建っている。薩摩藩士だったので、九州とは縁があるなぁと。

ギンギラ的にワクワクするのは、「歴史を乗り越えてきた味のあるビル」がたくさんあること。まず最初に取材したのは「新井ビル」。1922年に銀行として誕生し、のちに万博の初代事務総長を務めた新井真一氏の所有となった。新井さんは、太陽の塔の誕生にも貢献した人。取材で当時のことも聞いたが、岡本太郎に会いに行って話をまとめたのだとか。取材最初から、エピソードが一杯の「男前ビル」にあえて嬉しい。

外観を撮れなかったので、大阪市の資料から。一階は有名なお菓子さんが入居している。

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屋上に行く途中、味がある階段。

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屋上から五代の銅像方向を。

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続いて、個人所有の「青山ビル」。1921年に個人宅として誕生。甲子園球場からもらったツタに覆われた外観が渋い。戦後GHQに接収されそうになり、先代当主がひるまず守り抜いた話など、これまた「男前なビル」だなと。

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大阪でもかなり早い時期に誕生した欧風の内部。どこも味がある。各階に飾ってある絵は、先代当主の作品とのこと。「西欧の美を愛した男前なビル」なのだ。強烈なキャラになる予感。もうワクワクだ!

このステンドグラス越しの朝日が、お気に入りとのことだった。

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今日の最後は、「生駒ビルヂング」この「ビルヂング」って表記が歴史を感じさせるよね。ビルの地下には、当時の資料が収蔵されている。

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明治時代に創業したときの看板がテーブルに!

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満州事変の時に軍部から頼まれて作った品だって!お宝で一杯だった。

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2016年3月 8日 (火)

ギンギラライブ&西鉄ホールはギンギラのホームグラウンド

事務所で4月からのことを打ち合わせ。

まずは、すでに動いている「西新ギンギラ」と「大阪ギンギラ」の取材の進め方などについて。

続いて、今年こそやろうとしている「ギンギラライブ」について。このところ規模が大きな公演が続いているので、たまには「お客様がグッと近い、小さい空間」で上演したいのだ。

まずは「お試し企画」として、あえて規模を小さく始めようと作戦会議。いつもの規模だと、動員目標や予算の縛りが出てくるので、無茶が出来ない。

極端だけど、「総キャパ300の超限定」とかで、料金もいつもの半額ぐらいにして、デタラメに暴れたいのだ。あんみつ姫が公演している天神劇場が、月曜日は休演日なので、月曜日に借りて、「平日3回でキャパ300」とかが、お試しにちょうど良いかなと。

もちろん、今年の西鉄ホール公演も計画中。春から色々話題だけど、ちゃんとホールとは連絡を取りあっているので、心配なく。

そもそも西鉄ホールとは、駅ビル建築中から縁が出来て、工事現場の見学もしている。そして1999年の「地元劇団としてのこけら落とし」は、このギンギラがやらせてもらった。西鉄100周年の1ヶ月ロングラン公演の成功という喜び、公演中の地震で中止という辛い出来事もこのホールだった。

ギンギラは、喜びも苦しみも、このホールと共に経験してきたのだ。まさに西鉄ホールはギンギラのホームグラウンド。

全国ツアーや、他の会場でやることが増えても、ボクの思いは揺るがない。

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久々に資料の山から引っ張り出した1999年の第一弾ポスター。まだ「ギンギラマーク」もない。なつかしいでしょ。

2016年3月 5日 (土)

助成金の報告会

午後から財団へ。審査を担当している助成金の報告会。

今週は脚本を書く日々だったので、一週間ぶりの天神。

今回は、「MMST」と「ガラパ」について。

それぞれの団体の報告のあと、質疑応答など。報告書には厳しいことも書いたけど、

「頑張って欲しいからこそ」という応援の思いが伝わると良いのだが。

ちょうど福岡市美術館学芸員の山口さん、九大芸術工学部の中村先生も

同席されていたので、別件の相談も。

せっかく天神に来たので、水鏡天満宮へ。天神様はパワースポットなのだ。

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お参りのあとは帰宅して再び脚本作業へ。

4月から色々始まるので、絶賛追い込み中!

大塚ムネトの不定期日記