実は、急きょ脚本も書きました。
日々、「戦後70年プロジェクト ギンギラ太陽's×劇団ショーマンシップ公演 奪われた手紙~福岡民間検閲局~」の上演が続いている。
実は、当初演出だけの予定だったボクも、途中から脚本に参加する事になった。今日は、ショーマンシップの特設HPから、挨拶文を転載。
◯演出・脚本 大塚ムネトより
演出担当の大塚です。最初は演出のみの予定でしたが、あまりにも時代が動いていたので、急きょ追加で共同執筆をしました。まあ、ギンギラでは演出兼脚本担当なので、いつものことですが(笑)。
物語の中盤で、「長崎原爆の惨状を伝える本」が登場します。最初の脚本では、この本を知る所がクライマックスでした。しかし、稽古が始まった5月中旬に、西日本新聞の記事で「検閲をすり抜けたある事実」を知り、クライマックスを変更しました。
さらに国会では「同じ言葉」を根拠にして、「だから戦争が出来る」「だから戦争が出来ない」と、どこか人ごとのように論争する 様子を見て、ラストの長ゼリフも追加しました。
最初は、70年も前の話を「どう伝えようか」悩みましたが、怖いほど現実が物語に迫ってきた・・・そう感じています。
戦争は、遠い昔の事では無いのかもしれない。怖くさえなります。表現者として出来るのは、伝え忘れないこと。
ギンギラの魅力は、「笑い」だけではありません(もちろん、楽しい場面もありますが)。今回は、「いつもよりシリアスなギンギラテイスト」をお届けします。
画像は、検閲局の場面より。闇市からの転換は面白いですよ。