レンガ造りの建物を作る〜曽木水力発電所遺構
伊佐の観光名所「曽木水力発電所遺構」をつくる。
明治時代に作られ、その後、治水のためにダムの底に沈んだ建物。
「レンガ作りの外側部分」だけが、夏の間や、ダムの工事中など、時々姿を現すのが何とも神秘的。取材で見たときから、絶対作ろうと決めていた。
まずは、赤い材料に、ひたすら線をけがく。「けがく」というのは、柔らかい材料に硬いもので傷を付けること。色々試したが、ペンシルでけがくと良い感じになることを発見。
1センチおきにひたすら線をけがいて表現するのは「レンガ模様」。一度だけだと浅いので、切りすぎない程度に数回けがく。横線の次は、縦線。互い違いにするのがレンガらしく見えるポイント。
今回作るのは、ダムの底に沈んだ「発電所の遺構」。あえて荒くけがき、レンガの角のボロボロ間を演出。
このキャラは、お芝居の最初に登場し、記念写真大会でお客様のそばに行くので、近くで見られること想定して徹底的に細かく仕上げる予定。ただ、細かい作業は時間がかかる。今日は途中で時間切れ。
夜は稽古をして、最終で博多へ。