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2020年12月26日 (土)

「岡部平太物語 糸島追加公演」

直方と糸島が無事終り、締めくくりの西鉄ホールに向けた稽古中のこと。仲谷座長から「文化庁の新しい助成金募集が発表されたから、糸島追加公演を申請しようかと思う」との連絡が。もちろんボクも大賛成。

もともと糸島公演のチケットは、地元の皆さんで売り切れていた。それがコロナ禍で劇場キャパが50%となり「入場制限」という悔しい思いをしていたのだ。

こういう状況での座長の行動力はとても心強い。コロナ対応についても関係各所と連絡を取り万全の体制を整えたし、助成金の申請、会場、キャストのスケジュール調整なども、すぐに済ませた。急な追加公演を快諾してくれた糸島市にも感謝。

こうして「糸島追加公演」が決定したというわけ。

劇場入りすると、「戦後初の国体で使われた、継ぎ接ぎな日の丸」が展示されているロビーに行き気合いを入れる。

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張り紙の席は使わない「キャパ50%」の会場。最初に見た時はショックで悲しかった。でもお客様が入ると、満席でない悲しさより、「お客様との一体感が戻ってきた嬉しさ」が。カーテンコールではお客様に「劇場に戻ってきてくれてありがとうございます」と、毎回感謝。

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いつもの「客席に作った演出ブース」。

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第3部オープニング「戦後、大陸から博多港に引き揚げてくる場面」。後ろの画像は戦後焼け野原になった博多で、奥の博多港から大博通りが中央に。舞台上は、引き揚げ途中で岡部が倒れ込んでいる場面。ちゃんと画面とリンクさせているのだ。

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大塚ムネトの不定期日記