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2016年10月

2016年10月31日 (月)

大阪瓦斯ビル完成&ショーマン稽古

徹夜で何とか完成。下は実際のビル。

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今回は、新館がある現在の姿ではなく、本館ができた当時を再現。ようやく納得がいく形になった(実は1作目をボツにしての作り直し。なので徹夜作業に。トホホ・・・)

●瓦斯ビルが出来るまで。

まずは取材で撮影した画像と、自分が実際に見たイメージ(これが一番大事!)でデザインを決める。僕は設計図は書かない。頭でイメージしたら、材料に直接「切り取り部分」を書き込んでいく。

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デザインを決めたら、かぶりモノ表面の階層分けを考えながらパーツの切り出し。

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「窓をくり抜く」同じ作業の繰り返し。妥協しそうな自分との戦いが続く。

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今回は、「一番下側の窓になるベース部分」「窓の穴を開けた壁部分」「装飾の一番上」の3層に分けて作業。

仮眠を取って、夜はショーマンの稽古場へ。「奪われた手紙」の学校公演が2公演あるのだ。

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2016年10月30日 (日)

福岡運輸「東京公演」

昨日飛行機で東京入り。

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蒲田のホテルに宿泊。「とんかつ発祥の地」とのことで、地元で人気のお店へ。ほんと美味しかった!

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今朝ゆっくりと品川のホテル会場へ。リハの時に見つけた来場者用プレゼント。岩田屋の紙袋に「さすが福岡の老舗運輸会社」とみんなで納得。

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1号トラックは、ボクらのかぶりモノを乗せて、東京にもやってきた!

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イベントで一度上演して終わりかと思っていたが、大好評なおかげで、思わぬ「ギンギラ大阪・東京ツアー公演」になった。旅公演は楽しいね。

とっても好評なので、来年のどこかで一般に向けても上演したいと思う。

2016年10月27日 (木)

大阪キャラのかぶりモノ製作

先日取材した吸気塔を作る。「大阪版ギンギラの第1号かぶりモノ」なので、気合いを入れてトコトン造形にこだわる。

ステンレス表面の質感、張り合わせたパネルのイメージ、何より、複雑な曲面の表現。これから始まる大阪版ギンギラへの決意表明なので、どこまでも追求。

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2016年10月26日 (水)

百道の博物館で対談

「西日本文化」新年号用の対談で博物館へ。いつもながら有馬館長のお話はとても興味深い。

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2016年10月24日 (月)

大阪版ギンギラの取材

大阪取材も2年目に突入。いよいよ今年は短編上演が決まっている。そして来年は大阪版ギンギラの本公演。

今回は御堂筋と同時期に誕生した「大阪瓦斯ビル本社」へ。担当の方に話を聞いてビルの中を案内してもらった。

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本社ビルは、貴重な文化財!

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大阪大空襲の写真。

コールタールで黒く迷彩された瓦斯ビルが、ポツンと残っている。福岡大空襲後の、迷彩された岩田屋だけが残っている写真を思い出したよ。この街にも悲劇があったんだなと。

頭の中にモノ語りが、どんどん生まれていく。

2016年10月23日 (日)

「イベント大阪公演」&「大阪版ギンギラの取材」

福岡運輸の60周年パーティで上演した作品が好評で、大阪、東京でも開催されるパーティでも上演することになった。今日は大阪での上演。

かぶりモノや衣装は、「福岡運輸」さんが運んでくれている。なんと展示のために走ってくる「国産冷凍トラック1号車」に積んで移動なのだ。1号車の中に、1号車のかぶりモノが乗っている姿を想像して嬉しくなる。

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キャストは、朝の飛行機で大阪入りしてホテルに直行。午前中にリハーサルをして午後から本番。一回だけの上演と思っていたので、再び演じることが出来てありがたい。

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本番直前の舞台裏にて。

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大阪でもホテル前に展示。誇らしい!

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イベント終了後、みんなは飛行機で福岡へ。ボクは「大阪版ギンギラ」の取材で、大阪市内へ移動。

2016年10月 4日 (火)

さよなら第一ターミナル

福岡空港の第一ターミナルが明日で閉鎖となる。戦後、米軍払い下げのバラック小屋から始まった空港ビル。全盛期は空港のメインビルとして東京や大阪などの花形路線を支えた。

その後、第2ターミナルが完成。花形路線は第2へと移り、第一は近距離担当の地味な存在に変わる。LCCでにぎわいを取り戻したが、ついに建替えることになったのだ。

今日は、2階のロイヤルでご飯を食べて、上の展望台へ。

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第一ターミナルの展望台は人でいっぱいだった。これまで取材で何度も来ているがこんなに賑わっているのは初めてかな。最後ぐらいはね。


2016年10月 2日 (日)

福岡運輸60周年イベント

社員パーティのメインイベントとして上演。創業当時を知らない若手社員は驚きながら、昔を知るベテラン社員さんは時に涙ぐみながら、しっかり楽しんでくれていた。よかった。

控え室にてみんなでゴハン。

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パーティの後は、ホテル正面に展示されていた「冷凍トラック1号車」と対面。復元されてちゃんと走ることも出来るのだ。誕生の苦労も演じて知っているので、「トラック仲間」意識で盛り上がる。

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ギンギラでモノを演じるごとに、「仲間意識」が生まれる。デパート、バス、飛行機、お菓子などなど。ついにトラックを見ても親近感が(笑)。きっとギンギラを観たお客様もちょっと身近に感じてくれているのではないかなと。

まわりに存在するんだし「他人行儀な無関心」より「親近感」がある方が楽しいと思うんだよね

2016年10月 1日 (土)

明日は福岡運輸のイベント

終戦後、GHQは国内の輸送会社に「日本初の冷凍トラック開発と輸送網整備」を依頼した。しかし、開発のための物資も経験もない大手企業は全て辞退。そこに唯一手を挙げたのが、地元福岡の小さな運輸会社「福岡運輸」だった。会社を率いるのは、亡き夫から事業を引き継いだ妻「冨永シズ」。「地方の小さな会社に開発なんて無理だろう」と言われる中、シズの情熱が、ついにトラックを完成させ、福岡から全国への輸送網を作り上げる。

この福岡から始まった「今では当たり前の出来事を支えるモノ語り」。まさにギンギラがずっと描いてきた世界。だから、福岡運輸から「60周年のイベントでモノ語りを作って欲しい」と頼まれた時は、とても嬉しかった。本当に光栄なこと。

もう、はりきって「福岡運輸モノ語り」を作ったよ。当初予定より上演時間も登場キャラも多くなったけど良い作品が完成!

ただ、明日の本番を前にかぶりモノ製作が遅れ気味。主役である「冷凍トラック1号車」の製作に時間がかかり、トラック7台がまだ未完成なのだ。幸い今日の天気は「晴れ」なので続々とトラックを塗装。

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稽古場に作業は持ち込まないようにしているが、さすがに間に合わないのでみんなに手伝ってもらう。もうしわけない。「奪われた手紙」の共演がキッカケで「翼」に参加してもらったヒデさんも、引き続き登場。

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主人公「冨永シズ役」のやっちゃんは、衣装のまま手伝ってくれた。

おかげで間に合った。みんなありがとう。

大塚ムネトの不定期日記