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2004年1月

2004年1月21日 (水)

原稿など

今日はひたすら原稿を書く日。まずはギンギラ新聞の原稿から(本当はとっくに締め切りだったのだが、公演中だったので、締め切りを延ばしてくれていたのだ)。締め切りを延ばしてくれただけでもありがたいのに、さらに昨日の夜に編集の方から「ほとんど完成形に近い原稿のレイアウト」がメールで送られてくる。何とお礼を言えばいいのやら、ホント感謝感激。

朝から原稿を書いててあんまり寒いので外を見たらものすごい雪。こんなに雪が降ったのは何年ぶりだろう。しばらく外の様子を眺めてから、またひたすら原稿の続き。

2004年1月20日 (火)

喜んでもらえて何より

今日は天神FMでシンポジウムの打ち合わせ。去年暮れぐらいから新聞に出てる「ハートウォーク天神キャンペーン」の一環で、天神に関するパネルディスカッションが開かれるのだ。最初はパネリストだけを頼まれていたのだが、今日の打ち合わせで、ギンギラとしてイベントも出来ないかと相談される。会場がエルガーラホールなので「エルガーラにエルガーラが登場!」とか、楽しくていいかもしれない。とりあえずみんなのスケジュールを確認してから返事をすることに。

夕方からは、久々の博多人形講座。公演があったので欠席が続いていたがようやく今日から復活。嬉しくて6時半からなのに6時に会場に行ってしまった。先ずは人形師の先生方に休んだお詫びをしてから自分の人形と対面。

今年お世話になっている柴田先生や、去年教えてもらった川崎先生など、人形師の先生方も公演を観に来てくれたので、公演の感想など色々聞かせてもらう。先生方がみんな笑顔で感想を話してくれるのが嬉しかった。先生が「中洲の玉屋さん人形」とか作ってくれないかなぁ・・・とか思ったりして。

2004年1月19日 (月)

西鉄広報誌コンパス取材など

今日はコンパスに連載しているギンギラ新聞の取材で筑紫にある西鉄電車車両基地へ。去年、電車の日にこの車両基地でイベントをしたのだが、その時に「電車をそのまま持ち上げる巨大クレーン」とか、「改造中の電車がズラリと並んでいる様子」などを見学させてもらい、「まさに秘密基地な感じ」の車両基地をすっかり気に入ってしまったのだ。で、今回連載で取り上げることにしたわけ。

夜は今年最初のワークショップ。今日は公演で上演する脚本について、みんなと色々話す。途中、「もし自分が死んでしまうとしたら、最後に何をしたいか?」という質問をしたら、大人チームと、高校生チームで、答えの傾向が違っていたのが面白かった。大人達は「昔好きだった人に会う」とか、思いが過去に向かうのだが、高校生達は「冒険する」など、あくまで未来に向かおうとしていた。

まあ、このベクトルの方向の違いは「酸いも甘いも知った組」と「まだまだ人生これから組」の違いなんだろうなぁ。うんとても面白い。

2004年1月18日 (日)

きららの稽古

朝から熊本へ。今日もひたすらエチュード。演出の池田さんから次々に出てくる設定にあわせて即興で場面を作っていく。さすがにきららの役者さん達は慣れているので、次々出てくる注文にすぐに対応して演じている。ボクもドキドキしながら必死についていった。

「ああ、自分が作・演出だと、このドキドキ感は味わえないよなぁー」と、不安になればなるほど嬉しくなってくるボク。これぞまさに一役者。演出のイメージを受け取りながらひたすら表現に徹するのがホント楽しい。

稽古は夜9時過ぎに終了。まだワイワイやっている稽古場から帰るのが嫌で、よっぽど今日も泊まってしまおうかと思ったが、明日は取材があるので最終電車で福岡へ。

2004年1月17日 (土)

天神に関して言いたいことは山ほどある

午前中に福岡へ戻る。先ずはたまっているメールを確認して、急ぎだったモノに慌てて返信。ノートパソコンで外から色々出来るようになれば心配せずに外泊できるんだけどなぁ。

午後から天神で打ち合わせ。今日は「福岡市のまちづくり検討会に出てくれないか」という話。もちろんとても面白そうなので即OKする。2月から3月まで4回ほどの検討会とのことだが、果たしてどんな意見がまとまるのかスゴク楽しみ。

2004年1月16日 (金)

カンヅメ

今日も熊本。稽古は夜7時からなので、ゆっくり熊本見物に・・・と行きたいところだがそうはいかない。来週から再開のワークショップに向けて、ホテルにカンヅメになって脚本作業。構成はもう大体出来ているので、今日は具体的なセリフおこし。 基本的な部分はこっちで作り込みつつも、実際ワークショップでのみんなの様子も反映させようと思っているので、まずは「第一稿」というところかな。

夕方から稽古場へ。今日はチラシ用の写真撮影。きららの作・演出である池田さんのイメージに合わせて衣装を着てメークをしていく。一体どんな風に仕上がるのかとてもワクワクしてしまう。ギンギラではプランから実際のチラシ作りまですべてボクがやっているので、この感じも久しぶり。

撮影が終わってワイワイ騒いでいたら、結局今日も午前3時をすぎてしまった。こんな事なら今日こそ事務所泊まりで良かったなぁ・・・話が尽きないので、そのままごはんを食べに行く。解散したのは5時近かったかもしれない。

2004年1月15日 (木)

今日から「劇団きらら」の稽古に参加

日中は、ワークショップ用の脚本の構成をして夕方から熊本へ。4月に客演する「劇団きらら」の稽古に今日から参加するのだ。ここ2、3年ずっと自分で作・演出した芝居にしか出ていないので、一役者としてよその芝居に出るなんてスゴク久しぶり。久々の役者修業が楽しみでしょうがない。

7時半から始まった稽古は、まずストレッチから始まり発声をして、きららの特徴である「エチュード大会」に突入。何人かの役者で即興劇をする。ボクは初参加ということもあって、きららの役者さん全員と組んでやらされたので、ほとんど出ずっぱりという状態。まるで「千本ノック」の様な感じだった。

ヘトヘトになったけどものすごく楽しかったなぁ。

きららは事務所兼稽古場を持っているので、稽古が終わった後はトーク大会へ。結局朝の3時ぐらいまでワイワイやっていたかな。で、おいしい熊本ラーメンを食べてホテルで一泊(ボクは「稽古場で寝かせてもらってもいいですから」と伝えていたのだが、気を使ってくれたのだ。でも、初日から朝までワイワイやっていたので、次こそ事務所に泊めてもらおうと思っている。わざわざホテルなんてこっちが申し訳ない)。

色々とあるので稽古にすべて行けないが、それでもいいよと参加を認めてくれて、暖かく迎えてくれるみんなの優しさがとても嬉しい。 

2004年1月14日 (水)

公演裏話

午前中もホールでの片付けが残っていたが、さっそく打ち合わせが入っているのでボクは休ませてもらう。というわけで、みんなよりちょっと早く「劇場に通う日々」が終了。

なんか余韻にひたりたいので今日は公演裏話を・・・

○1月なのにクリスマス 今回、客席両側の上を舞台として使っていたが、クリスマスツリー用の「点滅電球がつながった長いコード」が足下ライトとして使われていた。役者達は舞台両側のはしごを使って上がり、まるで滑走路のように点滅する明かりが一列に続いていた中を、こっそり移動していたというわけ。もしかしたら暗転中に微妙に点滅していたのに気づいた方がいるかもしれない。

○実は狭かった! 今回の舞台は3段舞台になっていたが、一番後ろの「地上として使っていた場所」は、普通に立ち上がると頭が照明にぶつかってしまうぐらい狭くなっていた。芝居の中では、この3段目でも役者達が行ったり来たりしているが、本当はヒザをついて「普通に立っているフリ」をしていたのだ。「西鉄バスが昭和バスを追いかけるシーン」は、ヒザ立ちで動き回っていたので、やってる役者はスゴク大変だった。

大変といえば中央に空いていた地下鉄用の穴。あれも床までの高さしかなかったので、役者が無理矢理「まるで背骨を横に折るようにして」出入りしていたのだ。芝居上は「地下まで続く深い穴」という事になっているので、役者が頑張って「すっと穴に吸い込まれるように」見せていたのだ。

作品の中身に関しての裏話はまた今度。

2004年1月13日 (火)

最終日

今日は1時過ぎにホール入り。本当は3時集合なのだが、舞台でゆっくり過ごしたくて早く行ったのだった。事務所でプロデューサーの中村さんといくつか打ち合わせをしてから楽屋にいったら、すでに何人かの役者が来ていた。みんなもそれぞれ思うところあって早く来たようだ。

3時半からばらしの打ち合わせをして、今日のドッキリイベントへ。公演2日目は義太郎の誕生会だったが、今日は今年二十歳になるスタッフ君の為の「ギンギラ成人式」。グッチの君が代独唱(ちょっとヘタっぴだった)に始まり、ギンギラマークの掲揚、来賓挨拶(もちろんボクらがそのつもりで喋る)など、いかにもな式を演出。新成人4人をみんなでお祝い。

その後準備となるのだが、いつものごとくボクがステージ上でゴロゴロしていたら「邪魔ですから楽屋に行ってください」と舞監からお叱りの言葉が。「だって、今日で終わりだもん、ずっとこの舞台にいたいんだよう・・・」とダダをこねるボク。スタッフの準備があるので邪魔なのはわかっていたが、ついワガママを言いたくなってしまったのだった。

おかげさまで最終日も無事終了。今回の作品は自分でもとても気に入っているので、これをたくさんの方に観てもらえたのがとても嬉しい。

ばらしでは、福岡吉本の大吉さん(昨日来てくれたのだ)が差し入れてくれた台車が大活躍。しかし、台車の差し入れなんて生まれて初めて(きっと半分冗談のつもりだと思うけど)、今後はこの台車を「大吉号」と名付けて愛用したいと思う。

最後の挨拶でも言ったことだが、「お客様が前売り券を買って待っていてくれる」というのは本当に幸せなこと。ご来場ありがとうございました。

2004年1月12日 (月)

5日目

金曜の夜公演から、「夜、昼、夜、昼、夜、昼」と、連続6回公演が続いているので、さすがにちょっときつい。今日の昼を乗り切れば、あとは明日の夜公演だけ。「きついのは今日で終わりだが、でも、あとは明日の最終公演だけ・・・」と、「何とか乗り切ってホッとしたい体」と「まだまだやりたい気持ち」の間に差がひろがる、寂しい38歳。

1日1ステでずっとやれると楽しいんだけどなぁ・・・と絶対制作的に無理なことを思ったりして。

今日の公演も無事終了。まあちょっとしたハプニングは毎回起きているが、どれも笑い話程度のモノばかり。さあ、いよいよ残すは明日の1ステのみ。どうか、みんなが全力を出せますように。

-待っていてくれているお客様へ通信5- 最終日は平日ですので、仕事帰りにくるお客様が多いと思います。「急な残業になったりしませんように」と、ボクも祈りつつ待っています!

大塚ムネトの不定期日記