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2009年9月

2009年9月30日 (水)

初心を思い出した仙台

今日も会場は半分ぐらいの入り。そりゃぁ満員でないのは残念だけど、昨日に続き、来てくれているお客様の熱気がすごい。ボクらとお客様で濃密な劇空間を楽しんだ。

そういえばギンギラを始めたばかりの頃、まだまだ地元でも認知されてなくてお客様は少なかった。でも、来てくれたお客様とボクらが作り出す劇場の熱気はすごかった。そして口コミでお客様が増えていく幸せな関係が出来ていった。熱気が輪となって今のギンギラがある。仙台でも確かな手応えを感じた。これは本当に嬉しい。

これから始まるツアーのエネルギーをしっかりもらったよ。

白Aのみんなも来てくれて終わったあとは楽屋でトーク。何か一緒に出来たらいいねと、演劇人との輪が広がっていくのもワクワクする。

仙台の皆様、ありがとうございました。

2009年9月29日 (火)

物語は地域を越える実感

午前中から仕込み。午後には舞台が完成し、キャストの立ち位置などを確認する。福岡でしっかりゲネをやってきているので簡単な確認だけで本番の準備。のりうちが出来るようになったキャストの成長も頼もしい。

いよいよ開演。さすがに満員とは行かないが笑いや拍手など大いに盛り上がり、まるで地元でやっているときのようで全然アウェー感がない。最後の挨拶も立ち上がって拍手をしてくれる方、かけ声をかけてくれる方などがいて嬉しくなる。仙台のお客様は熱狂的だったよ。

「物語は地域を越えるのだ」というのを初っぱなの仙台から実感した。

2009年9月28日 (月)

いよいよ全国ツアースタート!YS-11に見送られて

朝の飛行機で仙台へ。いよいよ全国ツアーが始まる。単発の地方公演は東京でなれているが、さすがに全国8カ所で、しかも「途中で戻らない、行きっぱなしのツアー」なので、着替えなどかなりの量。北海道は温度が10度違うから冬物もいりそうだし・・。まあ、そんな悩みも含めて楽しくワクワクする。空港ロビーではお互いの荷物の量で大騒ぎ。

出発前はターミナル内のロイヤルで「おいしいコーヒー」を飲んでから。ロイヤルは、この芝居の大切な登場キャラだしね。

そしていよいよ仙台へ。滑走路へと動き出した飛行機の窓から外を見てビックリ。なんとYS-11が滑走路にいたのだ!どうやら航空自衛隊のYS-11が、偶然居合わせていたみたい。しかも機首をボクらの方に向けて、まるで見送ってくれているかのよう。

「みんな、滑走路にYSさんがいるぞ!」と周りのメンバーに声をかけ嬉しくなる。

実は、パルコでの初地方公演のときもYS-11が滑走路にいてボクらは大騒ぎをしていたのだ。すでに民間航路からは引退しているので、今日の出会いが偶然ならすごい確率。ギンギラって、こういう偶然がよくある。まあ、ボクは必然と思っているけど。YSさんはボクらを見送るために来てくれたに違いない。(その後、山口の空港で別のYSさんがオーバーランで田んぼに突っ込んだというニュースが入った。幸いけが人はなかったとのこと。よかった・・。)

昼過ぎに仙台到着。ホテルに荷物を置きさっそく仙台を体験に出発。まずは、全員で牛タン定食を食べる。焼き肉屋の薄いタん塩しか知らないので、分厚く柔らかいお肉がうまい。テールスープと麦飯の組み合わせが絶妙。

満腹のあとは伊達政宗公のお墓へ。「仙台におじゃまします」とお参りしてきたよ。

今日は移動だけなので夜もそれぞれで計画を立てて出かけるみたい。ボクはホテルに戻って仕事。はぁ・・・。このツアー中に、芝居を一本と短編脚本2本を仕上げないといけないのだ。

というわけで怒濤のツアーがいよいよ始まった。

大塚ムネトの不定期日記